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箱根駅伝、区間登録で「エース隠し」 注目集まる当日メンバー変更 - 時事通信ニュース

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2020年12月30日16時39分

全日本大学駅伝3区で区間賞を獲得した早大の中谷雄飛=2020年11月1日、三重県桑名市[代表撮影]

全日本大学駅伝3区で区間賞を獲得した早大の中谷雄飛=2020年11月1日、三重県桑名市[代表撮影]

  • 全日本大学駅伝7区で力走する東洋大の西山和弥=2020年11月1日、三重県松阪市[代表撮影]

 第97回大会東京箱根間往復大学駅伝競走(2021年1月2、3日)の区間エントリーが29日に発表され、早大の中谷雄飛(3年)、東洋大の西山和弥(4年)、中大の吉居大和(1年)らエース級の選手が補欠に登録されるケースが相次いだ。優勝候補に挙がる青学大、東海大、駒大は主力を複数人補欠に置き、「3強」を追う明大も6位に入った前回経験者4人を補欠に回した。今大会から当日にメンバーを変更できる人数が、従来の2日間計4人から計6人に拡大。戦略の幅が広がり、例年以上に当日変更の注目度が高まっている。

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◇補欠に主力ずらり

 早大の中谷は前回1区で区間6位。12月4日の日本選手権1万メートルで27分台をマークするなど学生トップランナーに成長を遂げ、往路の主要区間での起用が見込まれる。前回山登りの5区を走った吉田匠主将(4年)、11月の全日本大学駅伝を走った山口賢助(3年)と井川龍人(2年)も補欠に控える。

 東洋大の西山は2018年、19年大会で1区区間賞の実績を持つ。前回は1区で14位と出遅れたが、10月には1万メートルで28分3秒94の自己新をマークし、上位進出のカギを握る存在だ。中大の吉居は、今季5000メートルでU20(20歳未満)日本記録を2度更新した大物ルーキー。シード権獲得から遠ざかって久しい名門の復活に向け、主要区間での投入が確実視されている。
 
◇3強も駆け引き

 「3強」も主戦級を補欠に置き、駆け引きを繰り広げている。2連覇を狙う青学大は全日本7区区間賞の神林勇太主将(4年)、5区区間新の佐藤一世(1年)、2年ぶりの王座奪還を目指す東海大は全日本3区2位の塩沢稀夕主将(4年)、同4区区間新の石原翔太郎(1年)、本間敬大(3年)、全日本王者の駒大は小林歩(4年)、鈴木芽吹(1年)といった主要メンバーの名前が補欠に並んだ。

 3強を脅かす戦力を備える明大はより顕著だ。3位に食い込んだ全日本でも力走した小袖英人(4年)、鈴木聖人(3年)、手嶋杏丞(3年)、櫛田佳希(2年)の前回メンバー4人をいずれも補欠に登録。厚い選手層を誇り、3強崩しに向けて当日変更でどのように投入するのか、山本佑樹監督の采配が見ものだ。

◇当日朝に「勝負手」

 前回総合3位に入った国学院大の前田康弘監督が「(当日変更枠が合計)6人に増えたことで、主要大学は絶対に主要選手を隠すでしょう」と予想していた通り、各校のにらみ合いは例年以上に熱を帯びる。1日に変更が可能な人数は従来通り最大4人。各監督はライバル校の戦略を読み、チームの選手の状態をぎりぎりまで見極めて「勝負手」を打つことになる。

 高速化が著しい箱根駅伝。青学大の原晋監督は「往路から遅れるようでは復路で大逆転はない。往路から積極的なレース展開をしていきたい」と話す。往路で流れに乗り、主導権を握りたい思惑はどのチームも同じだ。直近10年では往路を制したチームが7度、そのまま総合優勝を果たしている。1月2日の往路で最高のスタートを切り、ライバル校に差をつける配置は何か―。当日朝まで駆け引きは続きそうだ。(時事ドットコム編集部)

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December 30, 2020 at 02:39PM
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