「試合になったら目の色を変えて」
「智弁対決となって相手に知り合いがいる中で、試合になったら目の色を変えて立ち向かっていくことを徹底していました」 膠着状態を打開したのも、高嶋のバットだった。智弁和歌山は2回に2点を返され、3回以降は両チーム無得点が続いていた。次の1点が重くなる試合展開。6回、高嶋が先頭で打席へ入る。 高々と打ち上げた打球に、智弁学園の三塁手がグラブを構える。打球が、なかなか落ちてこない。三塁手は浜風に流される白球をフラフラとした足取りで追ってキャッチしようとしたが、グラブで弾いた。 スコアボードに「E」が点灯し、高嶋は二塁に到達。後続のバントで二塁と三塁の間に挟まれてアウトとなったものの、ここからチャンスが広がり、1番・宮坂厚希のタイムリーで両チームがほしかった1点を智弁和歌山が奪った。 浜風も味方につけた高嶋は第4打席で、その強い風を切り裂くような鋭い打球を放つ。7回2死一塁から、左中間を真っ二つに破る二塁打。智弁和歌山に試合を決定づける6点目が入った。
高嶋の日常には幼いころから「甲子園」が
高嶋の日常には、幼いころから「甲子園」があった。 父・茂雄さんも智弁和歌山でプレーし、夏の甲子園に2度出場した。そして、高嶋の祖父は、アマチュア野球界を超えて名前が知られている仁さん。智弁学園と智弁和歌山で監督を務め、甲子園通算68勝は歴代最多を誇る。 親子3代で引き継がれる「甲子園」と「智弁のDNA」。高嶋は甲子園で活躍するために野球を始め、重圧は承知の上で智弁和歌山を選んだ。その聖地の決勝戦で3打点をマークして優勝。目標を達成し、こう振り返った。 「甲子園は自分の持っている実力以上のものが出る場所であり、1球が命取りになる不思議な場所でした」
August 30, 2021 at 09:05AM
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《当落線上から智弁和歌山優勝メンバーに》“高嶋前監督の孫・奨哉”を支えたイチローの言葉「プレッシャーがかかる中で…」(Number Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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