ジャスティン・ターナー(ロサンゼルス・ドジャース)は、ワールドシリーズ優勝が決まった第6戦も、「3番・三塁」としてスターティング・ラインナップに名を連ねた。だが、それまでの5試合は最後まで出場したのに対し、この試合は8回表の守備から、キーケー・ヘルナンデスと交代した。その時点では、なぜ代わったのか理由がわからなかった――ターナーは守備も優れている――ものの、試合後、新型コロナウィルスに感染していることが判明した。交代のタイミングから推測すると、試合中に陽性反応の検査結果が届いたということらしい。
テレビを観ていて気づいた人もいると思うが、歓喜の場面が繰り広げられているフィールドにターナーの姿が見当たらなかったのは、これが理由のようだ(写真からわかるとおり、遅れて登場した)。
第5戦は4打数0安打、第6戦も3打数0安打ながら、ターナーはその前のシリーズ4試合で、二塁打4本とホームラン2本を含む、18打数8安打(打率.444)を記録した。守備でも、好プレーを何度も演じた。
ただ、ターナーがドジャースでプレーするのは、このワールドシリーズが最後になるかもしれない。4年6400万ドルの契約は、今シーズンまでだ。来月下旬に、ターナーは36歳の誕生日を迎える。
かねてから噂が浮上しているとおり、今オフ、ドジャースがトレードでフランシスコ・リンドーア(クリーブランド・インディアンズ)を獲得した場合、来シーズンはリンドーアが遊撃を守り、これまで遊撃を定位置としてきたコリー・シーガーは、三塁へ移ることになるだろう。そうなると、ターナーは二塁や一塁も守れるが、ドジャースが再契約を交わす可能性は低くなる。
October 28, 2020 at 12:44PM
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