高倉麻子監督（福島市出身）率いるサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー候補は１９日、Ｊヴィレッジ（楢葉町、広野町）で合宿入りした。約７カ月ぶりに代表活動が再開し、高倉監督は「合宿ができることにさまざまな人への感謝の思いが湧いてきた。（東京五輪を見据え）世界で一番輝くチームにしていきたい」と意気込みを語った。合宿は２６日まで。
新型コロナウイルス感染症の影響で休止していた代表活動は、３月の米国遠征以来の再開。合宿にはＤＦ鮫島彩（ＩＮＡＣ神戸、元マリーゼ）やＧＫ山根恵里奈（ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、ＪＦＡアカデミー福島出身）ら２３選手が参加している。
新型コロナ感染対策のため選手らは通常より１台多い、バス２台で現地入りした。初日はランニングやパス練習などで約１時間、汗を流した。
延期された東京五輪への再スタートとなり、オンラインで取材に応じた高倉監督は「延期を自分たちの力でプラスにしていくことが非常に大事」と強調した。合宿の狙いについて「選手と長い間、話ができていない。合宿で１人ずつ代表での役割や期待することを丁寧に話していきたい」と説明。「練習試合も組んでいる。強いリーダーシップを持って勝たせたいという、そんなリーダーが出てくるのを見てみたい」と期待を寄せた。
合宿は２０日から本格的な練習に入り、ふたば未来学園高やいわきＦＣＵ―１８との練習試合なども予定されている。
October 20, 2020 at 07:12AM
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