米野球殿堂は5日、元選手らで構成される選考委員会によって選ばれた殿堂入りメンバーを発表し、ドジャースなどで通算370本塁打を放ち、69年にメッツの監督としてワールドシリーズを制覇したギル・ホッジス氏ら6人が選出された。

米野球殿堂では、全米野球記者協会の投票で選ばれる殿堂入りとは別に、過去に漏れた選手や指導者、審判員、経営者らを対象として時代別に候補者を分け、功績を精査し選考委員会の投票で殿堂入りメンバーを選ぶ制度を採用。今回は1950年以前と、50~69年の2つの時代を対象とした選考が実施された。

1950年以前の選考では、初の黒人のプロ野球選手として知られるバド・ファウラー氏と、ニグロリーグでプレーしたバック・オニール氏が選出。50~69年の選考では、ホッジス氏の他に盗塁王3度のミニー・ミニーソ氏、通算283勝のジム・カート氏、首位打者3度のトニー・オリバ氏が選ばれた。

全米野球記者協会の投票による殿堂入りは来年1月25日に発表される。