女性アイドルグループ、私立恵比寿中学(エビ中)のメジャーデビュー9周年ライブが5日、オンラインで行われ、新メンバーに桜木心菜(ここな=15)小久保柚乃(ゆの=14)風見和香(ののか=13)の3人が決定したと発表した。

14年に加入した小林歌穂(20)中山莉子(20)以来7年ぶりの新メンバーとなった。

グループは今年1月に新メンバー募集を告知し、先月24日に最終審査を終了。約7000人の応募者の中から、フレッシュな10代の3人が選ばれた。

新メンバーはこの日のライブ終盤で明らかになった。ステージ中央のポップアップに乗った桜木が登場すると、その後、桜木と風見がメンバーに呼び込まれ、全員がスポットライトを浴びた。桜木はメンバー決定の瞬間を「連絡が来てうれしくて、驚きで涙が出ました。食べていた焼き肉の味がしなかったです」と回想。

小久保も合格の連絡を「ドッキリかと思った」と信じられない様子で語った。風見はエビ中として「いろんなことにどんどん挑戦して、バラエティーも頑張ります!」と気合。小久保は「いつか私立恵比寿中学に入ってもらってよかったと思ってもらえるように頑張りたいです」と意気込んだ。

グループの公式YouTubeチャンネルでは、オーディションの過程を収めた密着映像を公開。3人を迎え入れる立場の中山は「みんなの頑張りを見ていたので、9人で進んでいけるのはうれしい」と笑顔。最年長・真山りか(24)は「頼もしい3人と共に6人ももっと大きく成長して、9人で幸せを届けられるように頑張りたいです」と語った。

ライブは、4月に悪性リンパ腫の寛解を発表し、復帰に向け休養中の安本彩花(22)がプロデュースを手掛けた1部「エビの踊り食い」と、新メンバーを発表した2部「初夏のエビ増量キャンペーン」で構成。メジャーデビュー曲「仮契約のシンデレラ」など全35曲を披露した。

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言発令を受け、無観客ライブとしてニコニコ動画で配信。ライブ中には7万超のコメントが寄せられる盛り上がりぶりだった。