バラエティ番組ではドッキリを仕掛けられ、ネットでは大炎上。お騒がせ芸人クロちゃんが大好きなアイドル文化についてお題に沿って持論を語る当連載。今月は、2020年末の『NHK紅白歌合戦』にAKB48の出演が叶わなかった件について、いちファンとして大真面目に語ります!
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11年続いていたAKB48の『NHK紅白歌合戦』連続出場が途絶えました。これだけ大きく報じられると、アイドルのことを全然知らないオジサンなどは「もうAKBの時代は終わりか……」と考えるのも無理はない。去年から選抜総選挙もやらなくなりましたし、48グループ全体が大きな曲がり角に立たされているのは間違いないでしょう。
辛いのは、みーおん(向井地美音)がツイッターで謝罪コメントを出したじゃないですか。「先輩たちが繋いでくださったバトンを止めて不甲斐ない」とか。こんなのはメンバーだけの責任じゃ絶対にない! 真面目な性格なのは分かるけど、全部を抱え込まないでほしいしん!
今のみーおんは1人のプレーヤーとして「どうしたら人を惹きつけられるか?」というところに立ち返った方がいいと思う。そうすることで周りも「向井地さんについていこう!」となるはずだし、いろんなことが上手く回り始めるんじゃないかな。
本音を言うと、僕自身は紅白落選をさほど悲観してはいないんです。むしろ今回はAKB48が新しく生まれ変わるチャンスだと考えています。それというのも、過去にモーニング娘。というV字回復した前例があるから。
AKB48がアキバ枠で紅白初出場を決めたとき(07年)、ちょうど入れ替わるようにして何年も紅白に出続けていたモーニング娘。が落選したんですね。だけど、今のモーニング娘。をオワコンとか言う人はいないじゃないですか。若返りを成功させるっていうのはそういうことです。
そういう意味でも、15年に渡るAKB48史の中で今が最大のヤマ場でしょうね。ジャニーズやハロプロのように何世代にも愛される存在になることができるか? ここを乗り切れば、AKB48は本当に強固なグループになるはずです。
確実に言えるのは、今までと同じことをやっていてもダメだということ。モーニング娘。の場合はプラチナ期に地道なツアーを繰り返し、地力を蓄えていった。つまり「本格派」に生まれ変わったことで新しいファンを獲得したんです。もちろん今はコロナの問題があるから、難しいところもあるとは思いますけどね。
以前、ゆきりん(柏木由紀)が「AKB48もショッピングモールに行くべき」ってスタッフに提言して、実現させたみたいじゃないですか。「一時はドーム公演をやっていたグループがスーパーのドサ周りなんて……」と嘲笑する声もあるかもしれないけど、そんなこと関係なしに地に足をつけた活動をしていく。その発想がカッコいいですよね。ゆきりんはロックです。
もちろん「同じことをやっていてもダメ」というのはメンバーだけじゃなく、運営にも言えること。じゃんけん大会に代表されるように世間の度肝を抜き続けたのがAKB48なんだから、もっと過激に仕掛けていかないと。たとえば今年は毎年やっていたAKB48紅白対抗歌合戦をやらないようですが、NHKの紅白に落ちたこのタイミングこそ「リアル紅白」をブチ上げるいい機会じゃないですか。無観客配信でもできるわけですから。
昔に比べてメディア露出が減ったという面は確かにあるでしょう。でも、だからといって時代のせいにしてほしくないんですよね。クロちゃんも「もう10年、早く出ていたら」と言われることが多かったんです。たしかに10年早ければ、ダチョウ倶楽部や出川哲朗さんみたいに身体を張った芸でブレイクできたかもしれません。でも、そんなこと言っても仕方ないじゃないですか。
おかげさまで僕もここ数年はテレビに出られるようになりました。もっとも炎上芸人みたいな形は決して望んでいなかったですけど(笑)。いずれにせよ、今この瞬間にできることをやっていたからよかったとは思うんですよね。「『たけしのお笑いウルトラクイズ』があればなぁ」とか口走っていたら、今の僕はなかったと思います。
今はメンバーもスタッフの命令を忠実にこなすのではなく、自主的にアクションを起こすことが求められている。でも、その点は頑張っていると思うんです。4年間毎日SHOWROOM配信を続けている大西桃香ちゃん、ちょっとエッチな配信が話題になっている鈴木優香ちゃん……。
そしてAKB48再浮上のキーマンを挙げるとしたら、やはり岡田奈々ちゃんになると思う。彼女はビジュアル、パフォーマンス力、発信力などがすべて申し分ないし、なによりもカリスマ性がありますから。本当に努力家だし、報われてほしいなと思うんですよね。
ここまでいろいろ言いましたけど、今のAKB48はとにかくなんでも試してみるべきなんです。歌唱力を競いあったり、eスポーツの大会をやってますけど、例えば大相撲で競う、なんてのもアリじゃないですか。トライ&エラーを繰り返し、手応えがあるものを続けていけばいい。まずは石を投げないと当たらないですからね。やっぱりAKB48が元気ないと、アイドルシーン全体が活性化しないので。時代の流れさえ掴めれば、紅白も再び出場できる日が来ると信じています。
【あわせて読む】豆柴の大群、今だから語れるクロちゃんとの関係性「アドバイスのレベルがすごく高い」
February 07, 2021 at 05:00AM
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クロちゃんがAKB48の再浮上を語る「運営もメンバーも同じことをやっていてはダメ」 - マイナビニュース
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