ザ・シュープリームスのオリジナル・メンバー、メアリー・ウィルソン(Mary Wilson)が、2021年2月8日に亡くなったことを長年の友人であり広報担当のジェイ・シュワルツが公表した。彼女はネバダ州ヘンダーソンの自宅で息を引き取った。享年76だった。葬儀は新型コロナウイルスの蔓延を受け非公開で行われるが、彼女の生涯を祝う会が今年後半に開催される予定となっている。
メアリー・ウィルソンは歌手だけではなく、ベストセラー作家、モチベーションを高めるスピーカー、ビジネスウーマン、元米国文化大使、母、祖母でもあった。
<関連記事>
・シュープリームスの悲劇:32歳で亡くなったフローレンス・バラードの半生
・ダイアナ・ロスのシュープリームス脱退、ラスベガスでのさよならコンサート
The Supremes "You Can't Hurry Love" on The Ed Sullivan Show
1944年3月6日、ミシシッピ州グリーンビルに生まれたメアリー・ウィルソンは、ザ・シュープリームスのオリジナル・メンバーとしてポップ・ミュージックの形を変えた。それだけではなく、社会的、人種的、ジェンダーの壁を打ち破るトレンド・セッターでもあった。
1959年にデトロイトでザ・プリメッツとして結成されたシュープリームスは、モータウンで最も成功した1960年代のグループで、彼らは今日までアメリカで最も成功したボーカルグループの一つとして君臨し続けている。彼らの影響は現代のR&B、ソウル、ポップスだけでなく、あらゆるジャンルの黒人アーティストがメインストリームで成功を収めるための道を切り開いたことにもある。
メアリーはシュプリームスのメンバーとして1964年から1965年にかけて、「Where Did Our Love Go」「Baby Love」「Stop! In the Name of Love」といった楽曲を含め、全12曲の全米1位ヒットを生み出している。また、ビルボードが2018年に発表した「The Hot 100’s Top Artists of All Time」というリストでは、ザ・シュプリームスは16位にランクインし、女性グループとしては最高位となっている。
Stop! In The Name Of Love
世界的に有名なパフォーマーであるメアリー・ウィルソンは、シュープリームスで歌っていたときと同じ情熱を持ってソロ活動も行った。それだけではなく彼女はその名声と才能を利用して、飢餓撲滅、HIV/AIDSの啓発、世界平和の促進など、多様な人道的活動を推進してきた。
2015年に発売しメアリーの最後のソロ・レコーディング楽曲となった「Time to Move On」はビルボードのダンス・チャートで23位を記録している。また、彼女は2021年に向けた新しいプロジェクトに取り組んでおり、その中には自身のYouTubeチャンネルで最近発表したアルバムも含まれていた。
この訃報を受け、モータウン・レコードの創設者ベリー・ゴーディは次のようなコメントを寄せている。
「モータウン・ファミリーの主要メンバーであったシュープリームスのメアリー・ウィルソンが亡くなったという訃報を聞いて、非常にショックを受け、悲しみに暮れています。シュープリームスは常に”モータウンの恋人”として知られていました。彼女はダイアナ・ロス、フローレンス・バラードと共に1960年代初頭にモータウンにやってきてくれました。空前のナンバーワン・ヒットを連発し、テレビやナイトクラブにブッキングされた後、彼女たちは自分たちや他のモータウンのアクト、そして多くの人たちに扉を開いたのです。
私はいつもメアリーを誇りに思っていました。彼女は存在自体がスターでしたし、何年にもわたってシュープリームスの遺産を後押しするために懸命に働き続けてくれました。メアリー・ウィルソンは私にとって非常に特別な存在です。彼女は先駆者であり、歌姫でした」
2021年1月21日は、ザ・シュープリームスが1961年にモータウンと契約した日から60周年だった。
Written by uDiscoverTeam
February 09, 2021 at 04:53PM
https://ift.tt/3tEbtbz
シュープリームスのオリジナルメンバー、メアリー・ウィルソンが逝去。その功績を辿る - https://ift.tt/2osRuMf
https://ift.tt/32mVstN
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "シュープリームスのオリジナルメンバー、メアリー・ウィルソンが逝去。その功績を辿る - https://ift.tt/2osRuMf"
Post a Comment